釣りキチおやじの言いたい放題
心の伝統文化をも捨て去ろうとしているこの日本、 荒波にもまれて何処へ行くのか! ただ指を咥えて傍観しているわけにもゆくまいて。 はてさて、どうしたものであろうかのう?
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日本人の錯覚
 西洋を始めとする世界の国々では、民族が多数入り乱れていることもあり、また宗教が関係していることとも絡んで、政変は常に為政者の都合や利害に基づくものでありました。その結果、人々は自分たちの権利を獲得し、守るためには自ら立ち上がらざるを得ず、血を流し、命を懸けて下から改革を行ってきたのです。
 これが、所謂『民主主義』の根幹を成すものです。
 一方、日本では、下からの政変、改革が行われた歴史がありません。常に、天皇の名において上から改革が行われてきました。鎌倉、室町、江戸などの幕府政権でさえ、『天皇から与えられた征夷大将軍』の名の下で行われたのです。しかも、そのほとんどが人民のため民衆のためにと行われてきたため、大きな混乱をあまり生じさせてきませんでした。
 その日本は、明治となって『五箇条の御誓文』に代表されるように政府が率先して民主主義を普及させようとしました。「陸軍が暴走した。」といわれる事態も、この普及の過渡期、ヨチヨチ歩き段階での民主主義のなせる業であると言えます。天皇の独裁政権であったならば、戦後口を拭って知らぬ顔の半兵衛をきめこむ某マスコミどもに踊らされ、狂気の如く戦争に巻き込まれることはなかったでしょう。
 そして、この戦争で敗れた結果、西洋で成熟した民主主義の上っ面、つまり『権利意識』だけが安易に導入されてしまいました。ここに、日本人のほとんどに、「権利を守るためには血を流さなければならない」との自覚が欠如している原因があります。
 日本のように多少の紆余曲折があったにしろ二〇〇〇年の永きにわたって続いている政治体制など、世界広しといえども他に存在しません。約三〇〇年の永きにわたって内乱や戦火がこれほどなかった地域も見当たりません。この恵まれた歴史の中では、「命を張ってことをなす心構え」が育まれにくかったのも事実です。
 この結果仕方がないとも言えるのですが、日本の人たちのなかには、何を勘違いしたのか、「戦争反対!」を唱えれば、話をすれば、他国を信頼すれば、タナボタ式に平和が訪れると、錯覚している人たちが大勢います。この人たちは、また、平和ボケして、矛盾だらけの日本国憲法を後生大事に抱え込んでいます。そこでは最早、空虚な宗教論争(思い込みから出発し、固執し続ける論争は、こう呼ぶのが妥当と思われます。)しか成り立ち得なくなっています。

 この『錯覚』は、日本を一歩出れば通用しません。
 世界の常識は、「戦争は嫌だ!だから、何としても平和を勝ち取り、守らなければならない。そのためにこそ、必要があれば『不本意ながら』戦争をする。」のです。
 「平和」の反対は、「戦争」ではありません。奴隷、植民地、その他この世のものとは思えない事態が存在してきましたし、未だに存在する地域もあるのです。それらに甘んじる苦しみよりも、抵抗して戦っている方がどれ程自由か、平和に近いか。そのことを、身をもって体験しているからこそ、世界各地で未だに戦火が止まないのです。
 このことを念頭におかなければ、世界の人々を理解することは不可能であり、対等に付き合うことも、又、上べはともかく、心から仲良くすることはできないでしょう。

 因みに、ある政党の元女党首は、「戦争はいけない。話せばわかる。」ようなことをおっしゃいましたが、もし、彼女が暗がりで痴漢に襲われたら、「話せばわかる!」と叫ぶのでしょうか。そこに警察官が駆けつけたとしても、「あなたは結構です。話せばわかることですから。」とおっしゃるのでしょうか。
 たぶん、「助けて!」と叫ぶでしょう。この「助けて」は、『自分に助太刀する他人の暴力』を期待する言葉なのです。近くに警察官がいれば、当然彼にすがるでしょう。
 警察は、国家権力をバックにした合法的な暴力です。「警察などいらない。」などとは聞いたためしがありません。暴力に対処する最終手段としては、『より強力な暴力』が最善の策なのです。
 そして、国家間における警察の役割を担うのが、軍隊です。
 中東の湾岸戦争に際し、「軍隊の投入はいけない。」「話せばわかる。」を耳にたこができるほど聞きましたが、そう宣った人達の誰一人として、実際にイラクと話をすべく乗り込んだという事実を確認できませんでした。
 国会においては、対立する複数の政党が、離合集散を繰り返しながらも歴然と存在していますし、論戦もテープレコーダーのごとく相も変わらず平行線をたどります。本当に「話せばわかる」のであれば同じ日本人どうし、反対派の連中を説得できるはずですが、できたためしがありません。
 となりの知人が説得できずに、山の向こうの見ず知らずを説得できるはずはありません。まして国家間となれば、民族が違い、宗教が違い、価値観が違い、生活習慣が違い、貧富の差が歴然としています。話し合いで解決する努力は当然すべきですが、残念ながら、解決できるというには程遠いのが現実であり、絵空事に過ぎないのです。
 「話せばわかる!」と幾ら大声で叫んでも、声など到底届かぬかなたから、海を越えて僅か十分程度で頭上にミサイルが飛んでくるのです。当然のことながら、軍隊に頼らざるを得ません。
 暴力団相手に「話せばわかる。」とは誰も言いません。しかしながら、これが国家という団体のことになった途端、性善説を前提として思考を展開するのはなぜなのでしょうか。私には、自分の身に直接降りかかる火の粉でないため、のんびり構え、平和論者然としてもっともらしく理想論を展開しているとしか思えないのです。
   -小生の「子育て」原稿より-
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COMMENT

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● 遅くなりましたが・・・
非国際人 | URL | 2005/12/29(木) 21:11 [EDIT]
トラックバックありがとうございました。
日本が今まで平和主義とか言ってこられたのは別に世界の人が平和主義に共感したわけではなくて、それだけ世界が平和だったということでしょうね。といっても多くの平和主義者は半分宗教かかっているので議論にならないでしょうが・・・。逆にいえば、口先では平和主義を唱えつつ、裏では核兵器を持つくらいの大胆さが必要なのではないですか。まあそこまで腹の座った政治家が日本にいるとも思えないのですけど。
● TBありがとうございます
極論 | URL | 2005/12/11(日) 03:13 [EDIT]
可憐さんのところでよくお見かけいたします。
炎上ブログで広がる交流といったところでしょうか(笑)
ろくなエントリーもない私のブログにTBしてくださり、ありがとうございます。

無防備都市運動などの運動家は本心からやっているのか、ある策謀に基づいてやっているのか正直掴みかねています。前者ならかわいそう、後者なら憎むべき敵なわけです。いずれにせよ我々は真正面からぶつかるしかないわけですが。

hide | URL | 2005/11/14(月) 17:54 [EDIT]
コメント有難うございます。

日本は少し島国民族として危機感が欠落しています。周辺国に軍事独裁国家があるというのに、、そこにおもねるバカばかり・・・・本来はマスコミという媒体が危機を公言して、国民に周知させるべきマスゴミがおも寝ているのですから、この国のどうなるやら・・・
教、曽我氏の邸宅後と思われる遺構の発掘のニュ-スがありましたが、当時の民族は必死で生きていました。
物質文明に陥った日本は飽食に滅ぼされるのかもしれません。
● TBありがとうございました★
Marie | URL | 2005/11/13(日) 04:12 [EDIT]
そうですね。戦後の日本人はとにかく戦争回避、戦争回避でそのためにはプライドなんかかなぐり捨てる!という風潮ですよね。“軍隊を持つ”という、国家として当然のことに反対する輩は(平和マヒした)大馬鹿者か売国奴以外の何者でもないと思います。こちらが丸腰なら、ケンカをふっかけられない、という根拠が一体どこにあるというのでしょう?特に近隣諸国は、人の足元を見て攻撃を仕掛けてくる国家です。ですから、こちらにも互角の“力”があるということを示さなければ奴等はすぐさま攻め入ってくるでしょう(今はアメリカという盾に守られていますが、いつまでもそれを頼りにしてばかりもいられません)。

もう鎖国は終わりました。“日本”という国はこの世界にひとつだけで、“日本”でのルール、観念が通用するのも日本においてのみです。国際社会を生き抜くのに必要なのは、優しさよりも“強かさ”です。今ならまだ間に合います。しかし将来では遅すぎます。
● <゜)))彡
worldwalker | URL | 2005/11/12(土) 13:36 [EDIT]
>>日本のように多少の紆余曲折があったにしろ二〇〇〇年の永きにわたって続いている政治体制など、世界広しといえども他に存在しません。約三〇〇年の永きにわたって内乱や戦火がこれほどなかった地域も見当たりません

そう言われてみればそうですね。目からうろこです。

らぷぽ | URL | 2005/11/12(土) 11:31 [EDIT]
TBありがとうございます。確かに日本は諸外国からすれば、というより一般的に考えても平和ボケかもしれません。自由の裏返しに責任が伴うことを忘れ去っているかのようです。こちらからも、つたない内容で恐縮ですがTBさせて頂きます。
 ではまた宜しくお願い致します。

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