釣りキチおやじの言いたい放題
心の伝統文化をも捨て去ろうとしているこの日本、 荒波にもまれて何処へ行くのか! ただ指を咥えて傍観しているわけにもゆくまいて。 はてさて、どうしたものであろうかのう?
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DATE: 2006/10/27(金)   CATEGORY: 教育-学校教育
高校は、独立した教育の場だ
今、全国各地の高校で履修単位の不足が大問題となっているのだが

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履修不足:東京都立の進学校でも 35都道県に広がる

 全国各地の高校での履修単位不足問題で、茨城や埼玉県で単位不足が新たに発覚したほか、東京都立の進学校でも3年生が必修科目を履修していなかったことが26日、分かった。単位不足の学校はこれで35都道県244校、生徒数は3万人超となった。茨城県では87時間以上の補講を受ける必要のある3年生もおり、問題は底知れぬ広がりを見せている。
 これまでに判明したのは、北海道25▽青森5▽▽秋田1▽岩手35▽宮城6▽山形18▽福島15▽栃木9▽群馬5▽茨城6▽埼玉4▽東京1▽山梨3▽静岡20▽長野12▽新潟4▽愛知1▽岐阜4▽石川4▽福井5▽富山4▽奈良1▽広島2▽岡山10▽香川2▽愛媛1▽島根18▽鳥取1▽山口1▽福岡4▽佐賀6▽大分4▽長崎1▽宮崎2▽鹿児島4の各校。集計は各地の教育委員会などの発表を毎日新聞が独自にまとめた。
 都立八王子東高校では、3年生320人の約6割に当たる181人が必修教科の公民科の倫理を履修していなかった。3年で倫理を必修科目としながら、実際には生徒に地理、日本史、世界史、倫理の中から選択して履修させ、通知表には倫理を履修したと記載。3年で倫理を選んでいない生徒は卒業までに2単位(70時間)が不足する。また、都教委への報告で虚偽の書類を作成していた。
 同校は都教育委員会が指定する進学指導重点校。重点校は、国公立大や有名私立大の現役合格者などの数値目標を掲げ、その達成を求められる。同校も個別指導などの受験対策に取り組んでおり、今春は東大8人をはじめ計98人が国公立大学に現役合格した。
 茨城県教育庁によると、県立高校6校で単位不足が分かった。生徒数は計1513人。中には同一の生徒が複数の科目で単位不足となっている例もあり、水戸桜ノ牧高校では3年生311人全員が50分授業を105回(87時間半)も受ける必要が出ている。大学受験のための授業を確保するのが目的で、98年度から履修不足の状態になっていたという。同庁は卒業までに授業を実施するよう指示した。【佐藤敬一、木村健二、若井耕司】
 毎日新聞 2006年10月26日 21時46分(http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20061027k0000m040122000c.html)


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このことに対する憤りの声として、

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「学校でも受験のための課外(時間外授業)が既にあり、社会科が加わるときつい。僕は理系だが理科がおろそかになってしまう」
「学校の言うとおりに履修してきたのに。先生から日本史をやることで世界史も含めることになると説明されていた。腹が立つ」
「先生は僕らのことを考慮してくれたんだけど、逆に苦しめられることになった」
「4月に先生から『受験のために地理(の時間)で政経をやる』と聞いて納得していたが、今さら(履修漏れと)言われてもちょっと困る」
「信じられない。いつ補講をするのか知らないが、冬休みには予備校での受講を予定している。負担がかからないように対策を取ってほしい」
「受験に役に立たない科目にこれから無駄な時間を使うのは……。怒りを感じる。全国的な問題になってルールが変わってほしい」
以上、毎日新聞より

「補修は受験勉強の妨げになり、無駄な時間を過ごすことになる。怒りを感じる。学校には説明を求めたい」
以上、河北新報より

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などの声があるのだが、不思議に、
「教えてもらえるべき科目を、どうして教えてくれなかったのか!そのために高校に来たのに。」
との声がない。
それどころか、

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「生徒の強い希望があったため」
「進学校としての一つの対応だったのではないか」
以上、毎日新聞より

「生徒の進路希望実現のため」
「大学受験対策のため」
 河合塾の渡辺嘉昭東北地区本部長は「入試では世界史、日本史、地理のいずれかを選択すればいい場合が多く、指導要領が大学受験の現実に対応していない。文科省が現場の声をくみ取らずに、指導要領を作成した矛盾が吹き出したのではないか」と指摘
以上、河北新報より

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とのことである。
とんでもない勘違いだ。

高校は、予備校ではない。
高校を卒業した者が、本人の希望によりたまたま大学へ行くのであって、大学へ行くために高校があるのではない。
高校は、高校のみで完結する教育課程である。

当然、大学受験者だけが高校に行くのでもない。
したがって、
「大学受験に必要ない科目を履修しなくても卒業証書をくれ。」と言うのであれば、
プロ野球選手をはじめとする就職を希望する者達にとって、
「全科目不要だから、全部履修しなくても、とにかく卒業証書をくれ!」との極論も成立する。
「そんな馬鹿な」と、言う人もいようが、五十歩百歩、同じ次元の話に過ぎない。

「生徒のため」だと?
馬鹿も休み休み言って欲しい。
教養を身に付け、人格を磨くために欠かすことのできない社会科目を削っておいて、どんな人間を育ててきたと言うのか!
人の上に立てば立つほど、エリートに成ればなるほど必要な科目のはずである。

「受験に役に立たない科目…」などの言を吐く者が東大を出て高級官僚をはじめとする社会の中枢に座ったりするから、この日本、おかしくなってしまっているのであろう。
これらの高校の教師たち、さらに教育委員会の連中も同じ穴の狢。
だから、問題意識を持たずに永々と同じ間違いを繰り返してきたのだ。

因みに、私の同級生で京大に行き、大学教授となった者がいる。
彼は、高校での勉強以外に独学でロシア語をやっていた。
これくらいの余裕がある者に日本の舵は任せたいものである。

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【主張】履修逃れ 公教育は受験だけでない

 富山県の高校で必修科目の世界史などを履修させていない問題が発覚したのをきっかけに、同じような未履修のケースが全国で次々と明らかになっている。大学受験が絡んだ根の深い問題である。
 未履修が見つかった高校には、その地域でトップクラスの進学校や、それに準ずる進学校が多い。高校側は「生徒の進路希望実現のため」「大学受験対策のため」などと説明している。つまり、「その生徒の大学受験に必要な科目だけを集中的に学ばせたい」という趣旨のようだ。
 しかも、未履修の単位は生徒が取得したことにして、各教育委員会に虚偽報告し、卒業させていた学校があるという。あまりにも安易な受験対策と言わねばならない。受験を口実にした未履修の例は社会科に限らず、理科など他の科目にもあるとみられる。文部科学省による徹底調査が待たれる。
 高校は予備校と違い、社会生活に必要な幅広い知識やマナーを身につけさせる公教育の場である。受験対策も大切だが学習指導要領に定められた必修科目はきちんと履修させてほしい。
 未履修が発覚した高校では、来春の大学受験を控えた3年生に冬休みを返上させて補習授業を行うことなどが検討されている。だが、学校が行った履修逃れの責任を生徒に負わせることになる。すでに単位不足のままで卒業した人をどう扱うかという問題もあり、慎重な配慮が求められる。
 現行の高校指導要領は平成11年に策定され、平成15年度から実施されている。小中学校と同様、ゆとり教育を実現するためとして、卒業に必要な単位数が以前の80単位から74単位に減り、必修科目の最低単位数も普通科で38単位から31単位に削減された。
 社会科は地理歴史と公民に分かれ、地理歴史は世界史が必修科目で、日本史と地理はどちらか1科目を取ればよい選択必修科目になっている。高校の世界史を必修とすることは、平成元年に策定された旧指導要領に盛り込まれた。旧指導要領は、個性と国際化を重視した中曽根内閣の臨時教育審議会の答申を色濃く反映していた。
 「日本の歴史を知らずに、国際社会で通用するのか」という指摘もある。必修科目のあり方も含め、指導要領の抜本的な見直しが必要である。
 <産経新聞>平成18(2006)年10月27日[金](http://www.sankei.co.jp/news/061027/edi000.htm)

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